前回は《学校編》ということで、特に“別れ”の場面におけるエピソードを
ご紹介させていただきました。まだご覧になられていない方は、宜しければ
是非ご覧ください。
さて、シリーズ第2弾の今回は“別れ”の逆とも言うべき、“誕生”の場面での
エピソードをご紹介させていただきます。
出産祝いとして私が初めて曲をプレゼントしたのは、
高校時代の友人が第一子を出産した時のことです。
ちょうどその頃、私は友人とは真逆の人生のどん底にいました(笑)
その友人は私が人生のピンチにいることを知ると、遠くに住んでいたにも関わらず、
しょっちゅう連絡をくれたり、帰省する時には決まって連絡をくれ、
私を心配して会いに来てくれたりと、何かと気に掛けてくれていました。
そんな友人への感謝の気持ちを特別な形でお礼をできたなら…と思った時に、
ちょうど降ってきたメロディーを書き留め、出産の日に向けて曲にしたためました。
後日、友人からは「うちの父さんが聞きながら泣いてたよ」という感想をもらいました。
泣いたのは自分じゃなくてお父さん…っていうところが友人らしいなと思ったけれど笑、
とても嬉しい言葉でした。
妹が第一子を出産し、里帰りを終えて実家を離れる前夜には、
特別な時間を作ってあげたくて、また曲を書きました。
この時は、1人でやるよりも誰かを巻き込んだ方が喜びも
倍増になると思ったので、祖母に歌詞を頼みました。
祖母は高齢ですが、凄いスピードで歌詞を完成させてくれ、
ひ孫への愛情の深さとまだまだ頭が若いことを証明してくれました。
2人で秘密に進めたサプライズ企画はもちろん大成功。
私と祖母で歌った歌を聴きながら、まだ赤ちゃんだった甥っ子は
泣くこともなく、周りの大人が泣きながら聴いてくれました(笑)
誰かが幸せになったとき、私は一緒に喜んだり、
私なりのお祝いをさせてもらうことで
自分も幸せをいただいています。
出産を終えたお母さんに
「お疲れ様」と「おめでとう」の気持ちを込めて
奇跡の誕生を果たした赤ちゃんに
「生まれてきてくれてありがとう」や「元気に育ってね」
そんな願いを込めて
“音楽の出産祝い”はいかがでしょうか。
皆様のプレゼントへの参考になれば、幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^)
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