3.11を忘れない~大切な友に思いを馳せて…

日常のつぶやき

今日で、東北の震災から9年が経ちました。
もう10年近く経つのに、この日が近づくと
色々なことを考えては、涙が出てしまいます。

岩手で高校の教師をしていた友人が
当時顧問をしていた水泳部の部員たちを
津波が来る前に捜しに行ったきり、
今も連絡はつかないままです。

母のピアノの生徒さんだった彼女は、
幼かった私の面倒をよく見てくれる、
優しいお姉さんでした。

私が熱を出したと知ると、
お見舞いにクレープを焼いて
持ってきてくれたり、

もうそんな年頃ではなかっただろうに
いつも私とごっこ遊びを
してくれたり、
本当に大好きなお姉さんでした。

面倒見があまりにいいので、
てっきり私との年の差は
6つ以上はあると思っていたら、
実は4つしか変わらなかったことを
知ったのは、
大人になってからのことです。

そんな彼女との思い出話を
時々母としていたのですが、
またいつか会えると思っていて…

同じ教員として私も頑張っている話を
近々出来たらと思っていた矢先の
大地震でした。

彼女のことは、震災直後から
何度も色々な新聞で取り上げられており、
情報提供を求められてきたものの、
行方はわかりませんでした。

でも、新聞が出る度に、
しばらく会えていなかった彼女のことが
断片的にでも知ることができて、
その姿勢を知る度に
いつも誇らしい気持ちに
なります。

そしてちょうど3日前、
Yahoo!ニュースの
トップ記事に彼女のことが
新たに書かれていることを知り、
読みながら目頭が熱くなりました。

取材に答える方それぞれの目線で
彼女のあの日の行動がどんなだったのか、
そしてその日までどんな先生だったのか、
知るほどに会いたいなぁと思います。

しばらく会えていなかった私でさえ、
今でも胸が締め付けられます。

震災でご家族や身近な方を
亡くされた方々の心の傷を思うと
想像を絶するものだろうと
いつも思います。

彼女のお母さんと震災後に
お会いしたり、お話しする機会を
何度かいただいている中で、
その時におっしゃられた言葉は
ずっと忘れません。

「あの子のことを忘れないで
いてくれること、想っていてくれる
ことが一番よ。」

そのお言葉通り、私はふとした時に
彼女のことを想います。

そして彼女のことはもちろん、
大きな震災があったことも、
あの時沢山の人が涙を流したことも、
人と人が助け合う凄さを
目の当たりにしたことも、
今ある日常が当たり前では
ないことも、

決して忘れないで、
一生懸命に毎日を
生きようと思います。

今年は、
彼女への9年越しの手紙を
書くつもりで、新たに曲を作りました。

言葉にならない彼女への思いと、
私も一生懸命毎日を生きているよ
ということを伝えたくて、
ピアノの音に
一部ヴォカリーズも乗せて
演奏しました。

明るいメロディーを使い、
彼女にこの曲が届くことと、
震災で大切な人を失った方々の
苦しみが少しでも癒えればと
思いながら弾きました。

どうか、
この思いが届きますように…!

YouTubeのサイトで聞かれる方は、こちらをクリックしてください。


今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました(*’ω’*)
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